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2010/05/07

話題のエンタテイメント作品2題

Bloggerをはじめても,最近はtwitterばかりでまともな記事を書くこともせず,月日だけが流れてしまいました。

材料だけは少しずつたまってはいるのですが....

そんな訳で,ここ数カ月で特に印象的だったエンタテイメント作品を2つほどメモ代わりに貼っておきます。

1つ目は昨年(第13回)の文化庁メディア芸術祭のエンターテイメント部門を受賞した,
日々の音色(ナカムラマギコ / 中村将良 / 川村真司 / Hal KIRKLAND)



YouTubeでも既に250,000 view以上を記録しているので,みなさんもどこかで見たかな?
このMVを手掛けたのは川村真司 (Masashi Kawamura)さん

経歴には「慶應義塾大学佐藤雅彦研究室で学んだのち博報堂でCMプランナーとして活動。その後,BBH Tokyoの立ち上げに参画し,オランダはアムステルダムのクリエイティブ・エージェンシー180に移籍。現在はニューヨークのBBHを拠点に,SOURのMVをはじめ個人としての制作も精力的に展開している」
と書かれています。このMusic Videoの素晴らしさだけではなく,これがどういう経緯で出来たのかすごく気になりますよね。川村真司さんのインタビューは以下のページで参照できます。

川村真司さんインタビュー

次の作品は「PIXELS」という作品
Written, directed by : Patrick Jean
Director of Photograhy : Matias Boucard
SFX by Patrick Jean and Onemoreprod



これもどんな経緯で作成されたのか気になりますね。製作者のPatrick Jean氏のインタビュー記事があったので,一部抜粋して日本語訳してみました。


・この作品を作ろうと思った思いつきはなんだったのですか?

若い頃にこれらのゲームをして遊んでたからね。そして,2つの異なる宇宙をミックスしてみようと思った訳,ピクセルアートと実世界。
異なる法や力学の2つの世界。そこからどんなものが生まれてくるのか見てみたいという興味があった。一方がもう一方を食べちゃう?みたいな。
それとロジャー・ラビットやゴースト・バスターなどの80年代のブロックバスター映画からもインスピレーションを受けています。
こういう魅力的な選択はノスタルジックな感情を喚起するのに大いに貢献しているし,レトロゲームのテーマにもいい具合にフィットしているだろ。

・これは自分のために自身で始めたプロジェクトなのですか?どうして作品とすることにしたのですか?

これは本当に個人的なプロジェクトなんだ。だけど,フランスのVFXスタジオのOneMoreProdから多大な協力を得たんだ。
本当に本当の事を言うと,最初はmusic videoにするつもりだったんだ。だけどあまりにも多大なCGワークのために締め切りに間に合うかどうか確信が持てなくなった。
それで,僕らはショートムービーにすることを選んだんだ。

このインタビューの後半ではNew Yorkに行って2日間で撮影したことなどが語られています。

インタビュー原文は以下のページからどうぞ。

Patrick Jean インタビュー

いや,本当面白いこと考える人はいるもんで...
誰でもアイデア次第で面白いもの作れるはずなんだけれど,やっぱり,思いつきを形にする力ってものが必要なんだと改めて思わされる作品達ですね。

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